第6回　家族信託のための信託登記とは何か（その1）

公開日：2025.06.30

更新日：2025.10.01

渋谷　陽一郎（しぶや　よういちろう）

司法書士、信託銀行の法務部長・期中管理部長・審査部の部長、格付機関ムーディーズの格付アナリスト、サービサー制度創設時の第1号サービサーのコンプライアンス責任者（監査役）、フォード・GE等の米英会社の法務、普通銀行の本店次長（法務コンプライアンス担当）などの実務経験を経て現在に至る。通訳案内士。英検1級。TOEIC940点。米国でファミリートラスト（家族信託）が爆発的に普及した1990年代にカリフォルニア大学バークレイ校ロースクールとカリフォルニア大学デイビス校ロースクールの英米法プログラムにて信託（トラスト）を学ぶ。筆者による単独著書として『家族信託ハンドブック２ー家族信託の実務の手順編』（テイハン、2024）、『家族信託ハンドブック１－ガイダンス編』（テイハン、2024）、『Q&A家族信託大全-金融機関と士業者のための民事信託支援』（日本法令社、2023）、『信託登記のための信託目録の理論と実務【第2版】』（民事法研究会、2023）、『裁判例・懲戒事例から学ぶ民事信託支援業務の執務指針』（民事法研究会、2022）、『民事信託の実務と書式』（民事法研究会、2020）、『民事信託のための信託監督人の実務』（日本加除出版、2016）、『民事信託における受託者支援の実務と書式』（民事法研究会、2016）、『信託目録の理論と実務』（民事法研究会、2016）、『証券化のリーガルリスク』（日本評論社、2004）など10冊がある（その他共著多数）。信託の実務に関して、改正信託法施行の2007年から現在に至るまでの18年間、「市民と法」、「登記研究」、「金融法務事情」、「登記情報」、「信託フォーラム」、「家族信託実務ガイド」、「月報司法書士」、「法律時報」などの法律雑誌にて連載等を行ってきた。

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